執筆者:松村 厚
アップストリーム合同会社 代表社員
医療コンサルティングとは
医療・ヘルスケア領域で新しい事業を立ち上げたり、製品やサービスを医療機関へ広げたりするには、一般的な事業開発とは異なる知識や進め方が必要になります。
医療機関には独自の商習慣や意思決定の流れがあり、優れた製品やサービスであっても、それだけで導入が進むとは限りません。
こうした医療特有の環境を理解しながら、事業戦略、営業、販路開拓、医療機関との連携、事業推進などを支援するのが医療コンサルティングです。
医療コンサルティングの主な支援内容
医療コンサルティングの支援範囲は会社によって異なります。
代表的なものとして、次のような支援があります。
- 市場や競合の分析
- 事業戦略、事業計画の策定
- 新規事業の立ち上げ
- 医療機関向け営業戦略の策定
- 営業・販路開拓
- 医療機関への導入支援
- 販売パートナーとの連携
- 専門企業・専門家との連携
- 医療機関の経営・事業推進
- プロジェクト推進
- 医療機関・自治体・専門企業との連携体制の構築
- 地域医療・災害医療における事業・導入支援
「考える」だけでなく「動かす」ことが重要
コンサルティングというと、課題を分析し、報告書や事業計画を作る仕事をイメージする方も多いかもしれません。
もちろん戦略や計画は重要です。
しかし実際の事業では、その先にある「誰に提案するのか」「どの企業と組むのか」「どうやって医療機関へ届けるのか」といった実行段階で止まってしまうケースが少なくありません。
特に新規事業では、計画を作った後に営業やパートナー開拓まで進められる体制があるかどうかが大きな違いになります。
地域医療・災害医療で求められるコンサルティング
地域医療や災害医療では、一つの医療機関だけでは解決が難しい課題も少なくありません。
医師不足、無医地区、専門医療へのアクセス、災害時の医療提供などの課題では、医療機関だけでなく、自治体・行政機関、専門企業、通信事業者など複数の関係者が連携する必要があります。
そのため、課題を整理して提案するだけではなく、必要な関係者をつなぎ、それぞれの役割を整理し、実際に機能する医療提供体制へ落とし込むことが重要です。
アップストリームでは、地域医療・災害医療を重点領域の一つとして、医療機関や自治体、専門企業などと連携しながら、構想から実行まで支援しています。
医療コンサルティング会社を選ぶ4つのポイント
1.医療業界への理解があるか
医療機関、医療従事者、メーカー、販売会社など、それぞれの立場や意思決定の仕組みを理解していることが重要です。
2.実行支援まで対応できるか
戦略の提案だけなのか、営業、販路開拓、パートナー探索、導入まで関与するのかを確認しましょう。
3.自社の課題に合った専門性があるか
医療といっても、医療機器、ヘルスケアサービス、クリニック経営、遠隔医療、地域医療・災害医療、訪問歯科など領域はさまざまです。
自社の課題とコンサルティング会社の得意分野が一致していることが重要です。
4.外部業者ではなく事業推進パートナーになれるか
新規事業では、計画通りに進まないことも少なくありません。
状況の変化に応じて経営者や事業責任者と一緒に考え、動ける相手かどうかも重要な判断基準になります。
アップストリームの医療コンサルティング
アップストリーム合同会社では、遠隔医療、地域医療・災害医療、訪問歯科を重点領域として、事業開発、営業・販路開拓、医療機関への導入支援、新規事業の立ち上げ、医療機関・自治体・専門企業との連携などを支援しています。
私たちが重視しているのは、提案書を作ることではありません。
課題を整理し、戦略を考え、必要な相手を探し、関係者と調整し、営業し、実行する。
構想を実際の事業へ変えていくことを目的としています。
医療領域の事業についてご相談ください
- 医療機関への販路を広げたい
- 新しい医療事業を立ち上げたい
- 製品はあるが営業が進まない
- 事業を一緒に動かす人材が不足している
- 地域医療や災害医療の新しい医療提供体制を検討したい
こうした段階からご相談いただけます。
まずは現在の状況を整理するところから、一緒に考えていきます。

