医療コンサルティングとは
医療コンサルティングとは、医療機関や医療・ヘルスケア関連企業が抱える経営・事業上の課題に対し、専門的な知識や実務経験をもとに、課題整理、事業開発、営業・販路開拓、体制構築などを支援するサービスです。
医療・ヘルスケア領域では、新しい事業や製品・サービスを立ち上げても、医療機関特有の意思決定、販売経路、関係者との調整などが障壁となり、計画どおりに事業が進まないことがあります。
そのため医療コンサルティングでは、単に戦略や計画を提案するだけでなく、課題に応じて営業、販路開拓、パートナー連携、医療機関への導入、プロジェクト推進など、実行段階まで支援することがあります。
アップストリームの医療コンサルティングでは、こうした「構想を実際の事業へ移す過程」を重視しています。
医療コンサルティングが必要になる場面
医療コンサルティングが必要になるのは、必ずしも経営状態が悪化したときだけではありません。
たとえば、新しい医療事業を始めたい、医療機関への販路を広げたい、製品やサービスはあるものの導入が進まない、社内だけでは事業推進の人材やノウハウが不足している、といった場合にも外部支援が活用されます。
特に医療領域では、製品やサービスそのものの価値だけでなく、「誰に提案するのか」「誰と組むのか」「どのような体制で導入するのか」を具体化することが事業推進上の重要な課題になります。
医療コンサルティングの主な支援内容
医療コンサルティングの支援内容は、コンサルティング会社の専門領域や依頼企業の課題によって異なります。
代表的な支援内容を整理すると、次のようになります。
| 支援領域 | 主な内容 |
| 事業開発 | 新規事業の企画、事業モデルの整理、事業化支援 |
| 営業・販路開拓 | 医療機関への営業戦略、販売先・販売チャネルの開拓 |
| 導入支援 | 医療機関への提案、導入までの調整・支援 |
| 体制構築 | 事業推進体制、営業体制、役割分担の整理 |
| アライアンス | メーカー、販売会社、専門企業、専門家などとの連携 |
| プロジェクト推進 | 関係者との調整、進捗管理、実行支援 |
| 医療機関支援 | 経営・事業推進、事業承継などの課題への対応 |
実際には、これらを単独で行うのではなく、事業の段階や課題に応じて複数の支援を組み合わせるケースが多くあります。
医療コンサルティングで重要なのは「実行」までつなげること
コンサルティングというと、課題を分析し、戦略や事業計画を策定する仕事をイメージすることがあります。
もちろん、課題整理や戦略設計は重要です。しかし実際の事業では、その後に「誰に提案するのか」「どの企業と連携するのか」「どうやって医療機関へ導入するのか」といった実行段階があります。
特に新規事業や販路開拓では、計画を策定しただけでは成果につながりません。
営業先の選定、提案方法の検討、販売パートナーの開拓、関係者との調整、医療機関への導入など、具体的な行動へ落とし込む必要があります。
アップストリームでは、コンサルティングを「助言」で終わらせず、必要に応じて実行段階まで伴走することを重視しています。
医療コンサルティング会社を選ぶ4つのポイント
1.自社の課題に合った専門性があるか
医療といっても、医療機関経営、医療機器、ヘルスケアサービス、遠隔医療、地域医療、災害医療、訪問歯科など、領域はさまざまです。
会社名や規模だけではなく、自社が抱えている課題と、そのコンサルティング会社が持つ経験や専門領域が合っているかを確認することが重要です。
2.医療業界や医療機関への理解があるか
医療機関、医療従事者、メーカー、ディーラーなど、それぞれ立場や意思決定の仕組みが異なります。
特に医療機関への営業や導入支援では、一般的な法人営業とは異なる進め方が必要になることがあります。
3.提案だけでなく実行支援まで対応できるか
戦略や計画を提示するところまでなのか、営業、販路開拓、パートナー探索、医療機関への導入などの実行段階まで対応するのかを確認します。
自社に不足しているのが「戦略」なのか「実行する人材・体制」なのかによって、必要な支援も変わります。
4.継続して事業を一緒に動かせるか
新規事業では、最初に策定した計画どおりに進まないこともあります。
事業環境や顧客の反応に応じて方針を修正しながら、経営者や事業責任者とともに継続して動ける相手かどうかも重要です。
医療コンサルティングを依頼する前に整理しておきたいこと
コンサルティングを依頼する前に、課題を完全に整理しておく必要はありません。
一方で、「現在どの段階にいるのか」「何に困っているのか」「社内でできることと不足していること」を大まかに整理しておくと、必要な支援を判断しやすくなります。
たとえば、事業構想そのものを整理したいのか、事業計画はあるが営業が進まないのか、医療機関への販路がないのか、協業先を探しているのかによって、必要なコンサルティングは異なります。
課題が明確になっていない段階でも、まず現状を整理することから相談できるコンサルティング会社を選ぶ方法もあります。
アップストリームの医療コンサルティング
アップストリーム合同会社では、医療機関や医療・ヘルスケア関連企業の課題を起点に、事業開発、営業・販路開拓、体制構築、専門企業との連携などを通じて、構想から実行まで一貫して支援しています。
私たちが重視しているのは、提案書や事業計画を作ることだけではありません。
課題を整理し、解決策を考え、必要な企業・技術・専門性を組み合わせ、営業や関係者との調整を行い、実際に事業が動くところまでつなげることを目指しています。
医療コンサルティングに関するよくある質問
医療コンサルティングとは何をする仕事ですか?
医療機関や医療・ヘルスケア関連企業の経営・事業上の課題に対し、課題整理、事業開発、営業・販路開拓、体制構築などを支援します。支援範囲はコンサルティング会社によって異なり、戦略策定を中心とする会社もあれば、実行支援まで行う会社もあります。
どの段階で相談すればよいですか?
事業計画が完成してからである必要はありません。新規事業の構想段階、販路開拓に行き詰まっている段階、社内の事業推進体制が不足している段階など、課題に応じて相談できます。
医療コンサルティング会社はどのように選べばよいですか?
自社の課題に合った専門性、医療業界への理解、実行支援の範囲、継続して事業推進に関われる体制などを確認することが重要です。
医療領域の事業についてご相談ください
医療・ヘルスケア領域で、
- 新しい事業を立ち上げたい
- 医療機関への販路を広げたい
- 製品・サービスはあるものの営業や導入が進まない
- 販売・協業パートナーを探している
- 事業を推進する人材や体制が不足している
といった課題がありましたら、ご相談ください。
具体的な構想が固まっていない段階でも、現在の状況や課題を整理し、必要な進め方を一緒に検討します。
執筆者:松村 厚
アップストリーム合同会社 代表社員
事業開発、営業・販路開拓、販売チャネル構築、医療・歯科領域の事業承継・M&A等の経験を経て、2026年にアップストリーム合同会社を設立。現在は医療コンサルティングを軸に、医療・ヘルスケア領域の事業推進を支援しています。

